花火も打ち止めになり、静寂と暗がりとが包み始めた船着場の隅で、
くすくすと、悪戯めいた笑い声を、ウミヅルたちは聞いていた。
「…おい、よせよ。人気はないっつったって、ここ外だぜ?」
「だーいじょうぶよ、もうお祭りも終わったし、誰も来ないって」
そう笑いながら言い、馬乗りになってくる赤毛の少女を困ったように見上げながらも、
まんざらでもなさそうに笑みを湛えた口で、銀髪の少年、キルアは、その少女に口づけた。
白い指を、少女のワンピースの細い肩紐にかけたとき、
興味深そうにこちらの様子をうかがっていたウミヅルたちが、
ぎゃあぎゃあと鳴きながら、慌てて飛び去っていった。
キルアは、はっとして顔を上げた。
少女も、慌てて肩紐の位置を戻す。
「…ごめん、邪魔しちゃった?」
途方に暮れたように、いつの間にか間近に立って自分達を見下ろしていたゴンを見て、
キルアは、赤毛の少女に、ごめんもう戻って、と抑揚の無い声で言った。
少女は、信じられないというふうに口をあんぐりと開け、
ふん、と鼻を鳴らすと、つかつかと早足に、海とは逆方向に歩いていった。
どうやらキルアが呼び止めてくれるのを待っているようだったが、
キルアは既に何事もなかったかのように、ゴンに向き直っていた。
「ゴン、どうしたんだよ。クラピカは?」
「今の子、だれ?何してたの?」
キルアは肩を竦め、少女の消えていったほうをちらと見やり、曖昧な笑みを見せた。
「デートってやつ?ヨークシンのほうから来たんだってさ」
「そうなんだ」
自分から聞いてきたくせに、キルアの返答がまるで頭に入らない、というような声だった。
キルアは、肩を竦めたまま、しばらくゴンを見つめてみた。
ゴンは、なにやら放心したような状態で、キルアではない、どこか一点を見つめていた。
はあ、と息をつき、キルアはだらりと腕を下に垂らした。
「…クラピカとなんかあったのか?
まさかザックが現れてクラピカを連れ去ったってんじゃないだろーな」
「ううん、クラピカはもう家に戻ったと思うし、
別にザックが来たとかでもないんだけど…」
ゴンは、からっぽの表情で、俯き、言った。
「なんか…俺にもよくわかんない」
「はぁ?おまえ、またそんなこと言って…」
キルアは精一杯に顔をゆがめ、肩を落としているゴンを怒鳴りつけようとした。
そのとき、ふと、ゴンの小指に輝く、貴金属の存在を認めた。
「ん?あれ、おまえ、こんな指輪なんかしてたっけか?」
そう言い、無遠慮にゴンの手を掴み、引き寄せた。
赤い石がはめ込まれた、鈍色の指輪。
キルアはすぐに、それがただの指輪ではないことを悟った。
クラピカの耳飾りを思わせるその宝石を見て、
キルアはすぐにそれがどういう意味をするかを知り、にんまりと笑った。
「なんだよ、何がよくわかんないだって?
どーせこれクラピカとお揃いで買ってやったんだろ、違うか?」
「あ、ううん…お揃いはお揃いなんだけど、買ってくれたのはクラピカで」
「はあ?!クラピカに買わせたのかよ、ダッセェー!」
嘲るようにそう言うキルアに、ゴンは慌てて弁解するように、手を振った。
「いや、ていうか、クラピカは最初からこれ用意してくれててさ。
別に、渡すのは俺でもキルアでもどっちでもよかったみたいだったけど」
「んなわけねーだろ!だったら最初から電話でお前のほうだけ呼び出したりしないだろ!」
「あ、うん、そういえば、くじら島に招いてくれた御礼も兼ねてるって言ってたな」
「だからってお揃いの指輪か?意味深すぎるな〜、
これ、一体どんな念がかけられてるんだよ?
まさかただの指輪ってんでもないだろ?なんか普通じゃない感じがするし」
「…うん。俺たちに何かがあったとき、それがクラピカにも分かるようになってるんだって」
「…へえ」
キルアの鼻が、ひくと動いた。
腕を組んで、上体を反らす。
「俺たちからすりゃ、クラピカのほうがよっぽど危なっかしいけどな、見てて、なんか」
「まあ、俺たちも相当無茶してはいるけどね」
ゴンはそう言って苦笑した。
左手を眼前にかざし、指輪を眺めてみる。
「…“ずっと私のことを仲間だと思っていてくれるか”って。そう言われた」
ゴンは、ぽつりとそう呟いた。
キルアは、黙り、視線を泳がせた。
暗い海。飛んでいったウミヅルの白い影。
やがて、空を見上げた。星が輝いている。ちょうどその指輪に嵌められた石のように。
「…俺のことは仲間以上には思えない、って。
クラピカは、言いたかったみたい」
ゴンは、笑いながら、言った。
しかし、その虚勢は、長くは続かなかった。
ゴンは腕を下ろし、俯いた。溜息すらつけない。
キルアは腕を組み、空を仰いだままでいた。
その沈黙がどれほど続いただろう。
キルアはやがて、吐息混じりに、そっか、と言った。
「…疲れただろ、今日は。もう戻って飯食って、寝よーぜ」
「…うん」
キルアは何も言わなかった。
それが、ゴンにとってどれだけ救いになっているか知れなかった。
食欲もないし、とても寝付けそうにないけれど。
なんとか返事をするだけの気力を振り絞ると、ゴンはキルアと共に踵を返した。
そのとき、二人の元に走り寄ってくる、誰かの気配があった。
悪意のある気配ではない。
寧ろ、この気配の持ち主が悪意というものを抱いたことがあるのかすら、謎だった。
キルアは渋々、ゴンはゆっくりと、足を止め、気配の主を振り返った。
「…ごめん、帰るところだったんだね」
気配の主は、二人の前で止まると、ぜいぜいと肩で息をした。
キルアは敵意を剥き出しにして、言った。
「そうだよ。用なら手短に頼むよ。本当はあんたのツラも見たくないんだ」
「キルア!」
挑発的なキルアを、ゴンが宥める。
気配の主―――ザックは、それでも、キルアに対して少しの怒りも見せなかった。
ただ、すまない、とだけ言い、ポケットから何かを取り出し、二人の前に突き出した。
そして、それをゴンの差し出された右手の上に置いた。
「これを…この指輪を、クラピカに返しておいてほしいんだ」
二人は目を見張った。ゴンの手の平に乗せられたものは。
ゴンは咄嗟に、左手をポケットの中に隠した。
クラピカから貰った、赤い石のはまった指輪と同じデザインのもの。
ただ、ザックの差し出したほうの石はアクアマリンのようだ。
解せない面持ちでいる二人に、ザックは説明した。
「これは今日、俺がクラピカにプレゼントしたものなんだ。
なのに、別れる時間になったとたんに、つき返されて…
俺とはもう会えないっていうんだ。それまで、何もかも上手くいっていたし、
彼女も祭りを楽しんでいる様子だったのに…」
ザックはそこまで言うと、
思い出したくないことを脳内に描いているかのように、かぶりを振った。
「…俺は嫌だ。理由も分からないままでいるのも、彼女と離れるのも。
俺は彼女が何て言っても、俺たちの船で、俺の祖国まで一緒に来てもらうつもりでいたんだ。
まだ出会ったばかりだけれど、俺は彼女をソウルメイトだと思ってる。
彼女だってそう思っていたはずなんだ。なのに、こんなことになるなんて…」
そこまで言うと、ザックは、耐え切れない、というふうに、涙を零した。
弱く、無防備な涙だった。キルアは顔をしかめた。
ゴンだって泣きたいはずなのに。どうしてこいつだけ、素直に泣けるんだ。
キルアは、ずい、とザックのほうへ身を乗り出し、
自分よりいくらか背の高い彼の顔面ぎりぎりまで鼻を近づけ、言った。
「知るかよ、あんたのことなんか。
振られた女に縋り付こうとするなんて、男らしくねーな。
クラピカはもう会えないって言ってたんだろ。だったらそれ以上もそれ以下もねーよ。
大体クラピカは、出会ったばかりの男の祖国までついて行くほど
馬鹿でもなけりゃ軽率でもねーぜ」
「キルアってば!」
つっかかるキルアを、ゴンは慌てて制した。
キルアは、止めるなと言いたげな、鋭く、辛そうな視線をゴンに投げかけたが、
ゴンの目の芯に宿る強さに折れ、舌打ちをし、
ザックに辛辣な一瞥をくれると、一歩下がった。
かわりに、今度はゴンが前に出て、まずキルアの態度を謝罪し、言った。
「…クラピカは、なんとも思ってない人から容易に贈り物を受け取るような人じゃないし、
本当に心を許した人じゃなきゃ、二人で会ったりしないし、笑顔を見せたりもしないよ。
そんなクラピカが…折角、心の通じた人からプレゼントされた物をつき返すのには、
きっとちゃんとしたわけがあるんだよ。だから」
ゴンは、ザックの手を取った。
「泣かないで。クラピカも泣いてたよ。辛いのはクラピカも同じなんだ。
だったら一緒にいるべきだよ。まだ出会って間もないし、
お互いの知らないところは多すぎるけど、
出会ったばかりの人のことをそこまで想えるなんて、俺には…羨ましいくらいだよ」
そう言って俯いたゴンの横顔には、寂しさと、耐え難い辛さとがあったが、
それ以上に、自分を犠牲にしても他人の幸せを願えるようになった、力強さがあった。
そして、指輪をザックの手の中へと移した。
「指輪は…ザックさんの手から、もう一度クラピカに渡すべきだ。
クラピカは明日の朝一番の船で出る。もし、クラピカの過去も、辛さも、信念も、
何もかも受け入れられる覚悟ができてるなら……ザックさん、クラピカを」
「おい、ゴン!」
堪えきれず、キルアはゴンの肩を掴んだ。
ゴンはザックから視線を外さなかった。
キルアはもう一度、ゴンの名を呼んだ。今度は、縋るような声で。
肩を掴む手に力を込めた。強く、言葉にできないかわりに。
「クラピカを……よろしくお願いします」
ゴンはザックに頭を下げた。
―――ゴンの、大馬鹿野郎。
キルアは唇を噛み、そう、心の中で呟いた。
どうして…
翌朝、ゴンとキルアは、クラピカを港まで見送りに出た。
くじら島へ来た日と同じ民族衣装で、化粧っけのない顔。
昨日のクラピカは普段の様子が嘘のように女性らしかったが、
改めて、青い衣を身に纏い、凛々しく引き締まった表情の彼女を見ると、
昨日のクラピカこそが“幻影”だったのだと思えてならない。
昨日は消されていた右手の鎖が、今日は擦れ合い音を立てていて、
それがゴンの心の寂しさに漣をたてた。
もう一度、最初の日に戻れたなら。
けれど、たとえクラピカがザックと出会っていなかったとしても、俺は。
昨日のクラピカを独り占めできる存在にはなれなかった、んだよね。
その事実はゴンの心を深く傷つけたが、
変に期待させられるよりはよほど潔く諦めがつきそうで、
ゴンにとってはいっそ清々しいほどであった。
諦められない、そう自覚させられたその日のうちに、諦めざるをえない答えを出されてしまうとは。
でもこれが、クラピカの優しさなのだと。左手の小指が、教えてくれた。
「それでは、ゴン、キルア。見送りありがとう。短い間だったが、楽しかった」
「もっとゆっくりしてきゃいーのに。折角できたオフも満喫しきれないなんて、
あんたよっぽど、仕事が好きなんだねぇ」
そう悪態をついてはいるが、キルアも内心では多少寂しい様子が、その言葉から伺えた。
クラピカは申し訳なさそうに苦笑する。
「気持ちは有難いが、私にはまだまだすべきことがあるからな。蜘蛛の動向も気になる。
なかなか、ゆっくりできるようになるまでは時間がかかりそうだよ」
「仲間の目が集め終わったら、ううん、それより前でも、また四人で集まれるといいよね。
俺も手伝えることがあったらできるだけ力になるから」
ゴンは寂しさを堪えた、沈痛な笑顔でそう言った。
クラピカは、ふと微笑んで、そんなゴンの頭を撫でた。
「…そうだな。そういえば四人でいてゆっくりできたことなどないし、
落ち着いたらまたこういう時間を過ごしたいものだよ」
ゴンの瞳のなかを、不思議な色が過ぎった。
そのとき、船長が声を張り上げた。
クラピカは一度船を振り返ると、向き直り、名残惜しそうにゴンの頭から手を離した。
「それでは、私はそろそろ行かなければならない。また何かあったら連絡頼む。
キルア、元気でな。ゴン、あまり無茶をするなよ」
「無茶するなって、そんなのこっちの台詞だよなぁ?ゴン」
「えへへ…クラピカも元気でね」
「ああ、私からも連絡するよ」
クラピカは頷くと、二人と握手を交わし、踵を返した。
ゴンは、クラピカに見えていないと分かっていても、手を振った。
それは、自分の中の想いと、決別するために。
「…ザック、来なかったね」
ぽつりと、呟くように言ったゴンに、キルアは、
あったりまえだろ、と肩を竦めた。
「おまえの昨日の言葉からもさ、クラピカがダニエラみたいな、
お手軽で気安い女とはわけがちがうんだって分かったんだろ。
ぬるま湯に浸かりながら暮らしてきた、
悪いことなんて何も知りませんなんてツラしてるアイツに、
あんな脅し混じりの申し出を受け入れる覚悟なんて、ありゃしねーよ」
頭の後ろで手を組み、ゴンを横目に見ながらそう言ったキルアは、
さてと、と息をつき、踵をかえした。
ゴンは慌てて、キルアを呼び止める。
「キルア、もう行っちゃうの?」
「ん?ああ、ゴンはもうちょっと見送りしてれば?
なんか、昨日の女もこの船に乗って帰るらしくってさ、
そいつに見送ってもらってるって勘違いされても困るし」
その言葉が本当かどうかは分からない。キルアお得意の嘘であるかもしれなかった。
ゴンに一人で見送りをさせてやるための口実。しかし。
昨日の女。ゴンは思考を巡らせて、ああ、と合点がいくと、瞬きをした。
「なんで?見送ってあげればいいのに。キルア、あの子と付き合ってるんでしょ?」
「んなアホな。昨夜会ったっきりだぜ。それだけで付き合うもなにもねーよ」
そう、呆れ顔で首を振った。
ゴンにはキルアの言っている意味がよく分からない。
ゴンの表情からそのことを察したキルアは、なにか酷なことを告げるかのように、
奥歯にもののはさまったような言い方で、話した。
「…俺は自分が、女を幸せにできるような男だとは思ってないからさ。
ていうか、ハンターってのはそういう生き物だと思ってるんだ。
仮に、昨日の女と本気で付き合うことになったとしたって、俺はハンターとしての仕事より、
女を優先するなんて考えられないし、第一こんな危険と隣り合わせの職業、
待ってる女の身になって考えてみりゃ、耐えられるもんじゃねーぜ?
だからってどこへ行くにも連れて歩くってわけにもいかねーし、
万一、女に危険が及んだ場合、いつでも助けてやれるってわけでもねーしさ。
まあ相手の女もハンターだとかならまた話も違うだろうけど…
女は芸の肥やし、くらいに考えておいたほうがいいんじゃねえの、おまえも」
ゴンは返事をしなかった。
深く、考え込んでいたのだ。
キルアが、クラピカと同じようなことを話したことについて。
キルアはそんなゴンを横目に、これみよがしに溜息をつき、先行ってるぜ、と言い残し、
背を向けて歩き出した。
碇があがり、船はいよいよ動き出した。
クラピカの姿は見えなかった。ヨークシンのときといい、
見送られるのを好まないのだろうか。
ゴンは、先程のキルアの言葉を思い出していた。
―――キルア。
キルアの言っていることは正しいのかもしれない。
仕事より女を優先するなんて考えられない。
ましてハンターを生業とする男なら、尚更。
そのことは、他ならないジンが、俺の父親が証明してる。
一人で、俺をおばあちゃんとミトさんに預けに来たジン。
けど、キルア。
そうやって割り切れるようになっちゃうのって、とても悲しいことだと思うよ。
いつか、理屈じゃなく好きだと思える相手と出会えば、きっとキルアにも分かるはず。
本当に割り切れているのなら、クラピカは、涙を流さなかったはずだから。
理屈では抑えきれないから。人を想う気持ちがあるから。
どんな人だって、ハンターにだって、そういう気持ちがあるから。
だから俺は、ここにいるんじゃないか。
キルアだって、生まれてきてくれたんじゃないか。
そのとき、港にいる人の視線が、一箇所に集まるのを感じた。
ゴンも、つられるように、彼らの視線のあつまるところに、目を向けた。
ゴンは、言いようのない感情に、心が昂ぶるのを感じた。
ザックだ。彼が、出航した船へ向かって、走っていっているのだ。
彼は防波堤のぎりぎりのところで立ち止まり、船に向かって何か叫んでいた。
その声に引き寄せられるように、甲板から一人、姿を見せる人があった。
それは無論、クラピカであった。
ザックは、一際大きい声で、クラピカに向かって何かを叫んだ。
クラピカもそれに答える。
ザックが何かを言いよどんだ次の瞬間、彼は海へ飛び込んだ。
クラピカが悲鳴をあげた。
そして、その光景を見届けようとしていた、港の人々も。
ゴンは、はっとして、足を踏み出した、が、思い止まった。
―――俺の出る幕じゃない。
不思議と、そう思った。
今、彼に差し伸べられるべきなのは、俺の手なんかじゃない。
てんやわんやになっている甲板から、ようやくロープがさげられた。
ザックはそれにしがみ付くと、ゆっくりと引き上げられた。
ザックはなんとか船に乗り込んだ。
その時にはもう、船は港から離れすぎ、甲板にいる人々の姿は、
ビーズのように小さくしかうかがえなかった。
ウミヅルたちが、なにかを祝福するかのように、
明るい鳴き声で、港と船との間を飛び、はるか地平線のかなたへ消えていった。
どうして…人には、理屈で説明しきれない想いが宿るんだろう。
そんなもの、存在しなければこんな辛い思いはしなくて済むのに、
それがなければ生きるのも辛いのはどうしてなんだろう。
理屈で説明できてしまう想いを悲しいと感じるのは何故。
理屈で説明しきれないからこそ辛いのに、どうして。
今度、クラピカに会ったときには。
彼女はそのわけを、知ってしまっているのかもしれない。
どうか、苦しさを抑えて君を送り出した俺のためにも。
いつか教えて。どうしてなのか。
そのために、俺たちにも普通の人と同じに人を愛する資格があるということを。
証明してね、クラピカ。
fin.
20081014
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