あの女たちの話から、クラピカは当分戻らないだろうと推考し、
帰路につきかけた二人だったが、丁度そのとき、二人の名を呼ぶクラピカの声がした。
振り返ると、クラピカは既にすぐ近くまで走り寄ってきていた。
「クラピカ…」
「はぁ…すまない、結局あの店以外にも、色々と手伝ってきてしまってな」
そう、肩で息をしながら言うクラピカ。
二人は複雑な気持ちになった。
クラピカは嘘はついていないけれど、一つ、隠し事をしている。
ずっと一緒にいたはずの男の名前。
「…まぁ、そんなこったろーと思ってたけどな」
キルアは、あえてその事には触れず、そう言って踵を返した。
ゴンは、ごめんね、とクラピカに謝った。
「この島、人口少ないからさ。みんなお互いのことを家族くらいに思ってるから、
遠慮がないっていうか、友達の友達は自分の友達って感じで」
「ああ、謝るようなことではないよ、ゴン。おかげで私も色々な人と随分打ち解けられた。
こういう環境だったから、ゴンはここまで真っ直ぐに育つことができたのだろうな」
そう言って、ゴンの頭を撫でる。
ゴンは、今度はさりげなく避けるようなことはしなかった。
もし、クラピカがこうして自分に触れることが好きなら、
これしか、触れてもらう手段がないというのなら、ゴンはそれに甘えるしかなかった。
キルアはわざと、そんな二人の先を、一人進んで歩いていた。
ゴンに気を遣ったというのもある。それ以上に、思うことがあった。
戻ってきたときの、クラピカのあの満たされた表情。
そして、ゴンとキルアを見たときの、優しい目。
キルアは気付いた。
この関係に満足していないのはゴンだけであって、
自分とクラピカは、今の関係がとても心地の良いものだと思っていることに。
―――それとも俺は、辛そうにしてるゴンを、見てられないだけなのかな。
日が暮れてから戻ってきた三人を、ミトは驚いたような顔で出迎えた。
「ゴンとキルア君は随分早いけど、クラピカさんは随分遅くなっちゃったわね!
色々な人から電話がきたのよ、ミトさんちのお客さんが手伝ってくれたって」
言いながら三人を家の中に入れ、早足でお勝手に引っ込みながら、話し続ける。
「私が手伝うよりよっぽど手際が良いっていうのよ、失礼しちゃうわよね!
けど本当に助かったわ、疲れたでしょう、
お手伝いはいいから、早くお風呂に入っちゃいなさいな」
ミトはそこまで言うと、あっ、と声をあげ、慌しくまたお勝手から出てくる。
クラピカのそばまで歩み寄ると、彼女の耳に手をあて、何かこそこそと囁いた。
クラピカの頬が仄かに染まる。ミトは、茶化すようにクラピカの腰を肘で突いた。
そして、また夕飯の支度に戻っていく。
クラピカは困ったように頭を掻くと、
それではお言葉に甘えて浴室を借りよう、と言い、リビングを後にした。
ミトがクラピカに耳打ちしたのは、おそらくザックのことだ。
おそらく、というよりは、特に聴力の良いゴンには、完全に聞こえてしまっていたかもしれない。
電話をしてきた中の誰かが、あるいは全員が、
クラピカの連れていた好青年について、何か話したのだろう。
キルアは、今度は茶化すようなことも、ゴンを急かすようなことも言わなかった。
ゴンは、ミトさんを手伝ってくるからキルアは座ってていいよ、と言い、
顔も見せずに、行ってしまった。
おそらく酷い顔をしているだろうから、見られたくなかったのだろう。
キルアは、ああわかった、とだけ返事をした。
しかし、一人ぽつねんと座っているような気分でもなく、リビングを後にする。
キルアはそのまま浴室のあるほうへと向かった。
ぴっちりと閉まった脱衣所のドアをノックする。
「もう風呂入ってる?開けて平気?ていうか脱衣中でも入っていい?」
そう冗談交じりに言うと、
いいわけないが今は入っても平気だ、と、響く声で返事がかえってきた。
キルアは、脱いだ服漁ったりしないから安心してね、
と言いながら、脱衣所に設えられている洗面台に向かう。
クラピカは呆れたように笑っていた。
浴室の音は静まり返っていて、
どうやらクラピカは湯船に浸かって一息ついているところらしかった。
キルアは蛇口を捻り、手を洗いながら、話しかけてみる。
「…ザックとは会えた?」
「…え?…ああ」
まさかキルアにそのことを聞かれるとは思っていなかったのだろう。
クラピカは焦ったように声をつまらせ、返すべき言葉を捜しているようだった。
「…会えたというか、まあ…会ったよ」
「ふうん。連絡先とかもう交換してあったの?待ち合わせてたとか?」
「いや、違う。連絡先は交換していない。向こうが私に気付いて、話しかけてきた」
そんな不謹慎な理由でミトの代わりを買って出たわけではない、と言いたげであった。
焦ったように、そう早口で言う。
キルアは蛇口を閉め、壁に掛かっているタオルで手を拭いた。
「そうなんだ。ずっと一緒にいたの?」
「…そうだが」
別に遊んでいたわけではない、と言いたげな、後ろめたいような声だった。
「そっか。じゃあ二人でずっと手伝いしてたんだ」
「…まあな」
咎めるふうでもなければ、からかおうとしているでもないキルアの声色に、
クラピカは戸惑ったように返事をする。
キルアは、次のことを問おうかどうか迷ったが、思い切って口を開いてみる。
「クラピカ…はさ。本気で好きなの?そいつのこと」
「…え」
彼女らしからぬ、間の抜けた声が返ってくる。
キルアはだんだん恥ずかしくなってきた。
こんなことを聞いてると、まるで自分のほうがクラピカのことを好きみたいじゃないか。
暫しの間を置いて、クラピカはようやく口をひらいた。
「…まだ、わからないな。会って一日も経っていないし。
けど……彼といると、楽しいというか…心が落ち着くよ」
なんとも要領を得ない答えが返ってくる。
しかし、その声には確かに、幸福さが満ち満ちていた。
その言葉がどこまで本当かわからない。
クラピカが幾ら嘘をつくのを嫌っているとはいっても、
彼女自身が自分の想いの大きさを量りかねているということもある。
勿論、本当に、まだよくわかっていないのかもしれない。
―――でも。
キルアは沈んだ気持ちになった。
―――楽しいとか、落ち着くとかいう感情だけなら、
俺らといても感じることができるじゃないか。
あいつじゃなくて、ゴンでもいいじゃんか。
それ以外の感情があるって無意識のうちに自覚してるから、
俺たちよりも、あいつと会ってたいって気持ちが、先行してるんじゃないか。
親友だから、ゴンを応援してやりたい。
あんな男はやめておいたほうがいいと。
ハンターのハの字も知らないようなあんな男が、
クラピカの苦しみや強さや弱さを、受け止められるわけがないと。
そう言ってやることもできる、否、言うべきなのだ。
だけど。
「…そっか。俺にはまだそういうの良くわかんないけど」
キルアは脱衣所のドアを開けた。
「上手くいくといいな」
言えるわけが無い。
あんな幸せそうな声で言われたら。
言えるわけが無かった。
だからといって、今聞いたことを、ゴンに話せるわけも無い。
聞かなければ良かった。
一体何をしてるんだ、俺は。
「あっ、そういえばクラピカさん、髪どうする?
お風呂入っちゃった後だけど、これからでも切る?」
食事中に、ミトが思い出したように、そう言った。
クラピカも忘れていたらしい、えっ、と一瞬、面食らったような顔をする。
そして、すぐに慌てて、顔の前で手を振った。
「あっ、いえ、大丈夫です。少し……伸ばしてみようかな、と思う、ので」
そう言って、何かを堪えようとするかのように、口に手を当てて俯いた。
ミトは、意味深ににんまりとし、へえ〜、ならいいのよ、と言った。
ミトの口ぶりや、クラピカの様子からも、嫌と言うほどうかがえた。
クラピカが髪を伸ばそうと思った理由。
昼間のミトの言葉が、キルアとゴンのそれぞれの脳裏に思い返される。
恋人はいないの?男の人はブロンドが好きでしょう…
キルアはもう、ゴンの顔を見るのはよそうと思った。
やっぱり俺も男だからブロンドが好きなのだろうか、
ゴンの辛そうな顔を見たら、クラピカの恋路を見守ることができなくなりそうで、怖い。
どうして…
まだ朝だというのに、あちこちで人のざわめきがあるのを、聞いて取れた。
起床したときには、既に皆祭りの準備の大詰めにとりかかっており、
特に寝坊したわけでもないのに、キルアは申し訳ない気持ちになり、
急いで顔を洗い、身支度を整えた。
リビングに行くと、既に朝食ができていた。
隣の部屋で、なにやらミトとクラピカがもめている。
というよりは、ミトの好意をクラピカが必死に断っているようだった。
ベーコンエッグののった白い皿を運んできたゴンに、キルアはまだ寝惚けまなこで、
何してんの、とゴンに尋ねた。ゴンは困ったように笑うだけだった。
キルアは隣の部屋のやりとりに、耳を澄ませてみる。
「いやっ、だから!気持ちは嬉しいですが、私はこういうのは、とても!」
「何言ってるのよ、恋人はいないなんて、
私に嘘ついてたんだからこれくらい受け取りなさい!
遠慮することはないのよ、私が数年前のお祭りで着て、それきりのものなんだから」
キルアは眉を顰め、もう少し内容を聞き取ってみる。
「で、ですが…あの、本当に似合いませんから、こういうのは…」
「そんなの、普段着てないから気付いてないだけよ!
きっと似合うわ、それに夜の踊りは、女の子はみんなスカートっていう決まりがあるのよ!」
「うう…でも…しかし…」
「でももしかしもかかしもないわよ!ほらあ、早く着ないとご飯が冷めちゃうわよ!」
どうやら、クラピカ劣勢らしい。
大体の事の成り行きを把握したキルアは、納得したように小さく数回頭を上下させる。
まともに女の格好をしてるクラピカか。
レオリオが、蜘蛛の団長を捕らえたときクラピカは受付嬢に扮していて、
なかなか、それなりに上玉の女に見えたと言っていたのを思い出す。
どういうわけか、人質交換のときには既に着替えていて、
キルアとゴンは見ることができなかったが、
あの女好きのレオリオがそう言っていたのだから、それなりに期待しても良いだろう。
無意識に鼻歌を歌いながら、スプーンを手に取り、クラムチャウダーを掬い上げたときに、
キルアはようやく、ん、と訝しげに眉をしかめ、ゴンを見た。
「………踊り?」
「…ん?ああ、ごめん、キルアには言ってなかったね」
ぼうっとしていたゴンは、キルアに話しかけられていることに気付き、慌てて顔を上げた。
明るさを装っているふうな笑顔に、キルアは胸が痛んだが、何も言わなかった。
ゴンは続けた。
「くじら島のお祭りはね、夜に港でおっきな焚き木をして、
その周りで男女一組になって踊るんだ。
それが終わったら、あとは打ち上げ花火が上がって、終わり」
「はあ?!男女一組?!踊り?!」
キルアは決して大袈裟でない驚愕を見せ、その後にがっくりと項垂れた。
「お、踊りって……俺、ワルツとタンゴしか踊れねーよ…それももう三年くらい踊ってない」
「ええっ?!ていうか踊れないとかより、
ワルツとタンゴを踊れるってことのほうが驚きだよ!!」
ゴンは思わず、持っていたパンを皿の上に落としてしまいながら、言った。
キルアは更に項垂れ、スープの入った器のへりに歯を立てた。
「ていうか、それ以前に、男女一組って…
相手いねーし…ゴンはどーせミトさんとだろ…
俺、ゴンのばーちゃんと踊ろうかな…」
「あはは、おばあちゃんは流石に無理だよ、ミトさん誘ってみたら?
俺は今年は……ノウコとかな」
ノウコ。くじら島でゴン以外では唯一の子供だという女の子。
小さい子だと言っていたが、踊りなんてもう踊れるのだろうか。
否、キルアに気を使って、ミトを譲ったに違いなかった。
寧ろ本当なら最初から、ミトとキルアを踊らせるつもりだったのだろう。
おそらく、ゴンは、ザックさえ現れなければ、クラピカと。
キルアは器から口を離し、スプーンを再びその中へ入れた。
もしかしたらゴンは、最初からそれのために、
クラピカをくじら島へ誘ったのかもしれなかった。
もう、ゴンの恋路を応援することはできないと思っていたけれど。
「…何言ってんだよ、おまえ、クラピカ」
「ばっ、し、しーっ!声大きい!!」
つい、隣の部屋にクラピカがいることを忘れてしまっていた。
キルアは慌てて、はっと口を塞ぐ。
おそるおそる、隣の部屋のドアへと視線を移す。
どうやら、ミトとクラピカはまだモメているらしかった。
二人は、ほーっと息をついた。
ゴンは空咳をし、ベーコンエッグをパンの上に乗せた。
「…クラピカの相手はもう、決まってるでしょ」
小さな声で、そう言った。
キルアはパンにバターを塗りながら、目蓋を伏せった。
「んなもん、まだわかんねーだろ。
クラピカの性格上、おまえが踊ってくれって頼めば何も断ることはしねえだろ」
「そんな!そんな、友達のよしみで踊ってもらったって!」
つい、声を荒げてしまい、ゴンははっとして口を噤んだ。
キルアは顔を上げ、ゴンを見た。
そして、見なければ良かった、と。そう後悔した。
ゴンは、何度か口を開きかけ、躊躇い、やがて、沈んだ声で、言った。
「…何の、意味もないよ……」
パンの上の卵の黄身を、フォークで潰した。
どろり、とオレンジがかった黄色い液体が流れ出る。
ぶつけるところのないやるせなさをぶつけられ、
流すことのできない涙を流しているかのようだった。
―――ゴン、おまえ。
本気なんだな、クラピカのこと。
…やっぱり、ほっとけねえか。
キルアは、ふうと息をつき、気付かれないように、微笑んだ。
あるいは、思い切り失恋するのも、今後のためには良いのかもしれない。
どちらにせよ、クラピカの心は一つしかないのだから。
「いやっ、ちょっと待ってくださっ…こ、心の準備が」
「何よ心の準備って、待ちきれないわよもう梃子摺らせてくれちゃって!
ほらほら、かーわいー!」
リビングの重い空気とは打って変わって姦しい声が、ドアを開けて放たれた。
しかし、出てきたのはミトだけで、クラピカは慌ててドアを閉めようとする。
ミトは、あっ、と声を上げて顔をしかめ、ドアの間に手を滑り込ませる。
勿論、クラピカの力ならミトがドアにかけた力など然程のものでもないのだが、
怪我をさせるわけにはいかないので、慌てて閉めようとするのを止める。
「強情ねえ、観念なさい!誰も笑ったりしないわよ!
そんなこと思ってるのあなただけなんだから!」
「だっ、だとしてでもだな…」
「ちょっ…まーっ、ちょっとゴンとキルア君、ぼーっと見てないで手伝って頂戴よ!
この子ったら本当に強情よ!ゴンみたい!」
キルアは渋々と、ゴンも、俺みたいって…と複雑そうにしながら立ち上がる。
まあクラピカの強情は今に始まったことじゃないけどね、
そうキルアが小声で言うのを、ゴンは苦笑して聞いていた。
キルアは、観念なさい、とミトの声真似をしながらドアに手をかけた。
そんなキルアの頭を、ミトがげんこつした。
二人のやりとりに笑いながら、ゴンもドアに手をかける。
「なっ…お、おまえたち!」
クラピカは二人を非難するように言ったが、
キルアとゴンの力が加わってしまっては、さしものクラピカもひとたまりもなく、
あっさりとドアは開け放たれてしまう。
咄嗟に、クラピカは部屋の奥へと逃げる。朝日が部屋の窓から差し込んでいる。
クラピカの姿は、逆光で見えなかった。
部屋の中に三人で足を踏み入れながる。
クラピカの無駄としか思えない最後の抵抗に、キルアは最早呆れながら、言った。
「なー、もういいかげん観念したら?ホントに朝食冷めるよ、
別にあんたが女の格好したところで誰も色めき立ったりしねーから、早く…」
そこまで言ったキルアの頭を、またミトのげんこつが襲った。
ゴンのパンチも襲う。キルアがはっとしたのは、
それらの打撃が痛みとなって骨の上を駆け巡った後だった。
クラピカは、青と白の細いストライプのシャツワンピースを着ていた。
あの口論の果てに良くできたものだとは思ったが、ほんの少しだけ、化粧もしているようだった。
変わったのはそれだけで。普段のクラピカとの違いは、たったそれだけなのだが。
―――おっさんのやつ、それなりに上玉なんて、照れ隠しもいいとこだぜ。
光の加減で、またクラピカの姿が黒く霞んで見えた。
そのことをキルアは有難く思った。赤面するなんて、らしくない。
自分でさえ少し照れ臭く感じているのだから、
ゴンなんかあのツンツンの頭が噴火する思いなんじゃないか、
キルアはそう思い、隣のゴンをちらと見やる。
すると、自分の表現が必ずしも大袈裟ではなかったことがわかり、
恋をしている同年代の少年の姿を目の当たりにした妙な感慨に、更に赤面した。
「ほーら、やっぱり!男子二人は見惚れちゃって声も出ないみたいよー?」
ミトはしてやったり的に微笑みながら、ほらご飯がさめちゃう、とクラピカの手を引いた。
光が外れ、いつもよりほんの少し着飾ったクラピカの姿が、再び露わになる。
外気に晒されている腕と、いつもは隠れがちの首筋、白い脹脛。
戸惑っている瞳。あのくるんと上向きの睫毛。つんとした赤い唇。
恥ずかしそうに赤らんでいる頬は、どうやら今の感情のせいだけではないらしい。
極力、キルアとゴンのほうを見ないようにしながら、二人の前を通り過ぎていった。
―――ちょっと、人より整った顔してるけど、
男だか女だか分からない奴、と思ってたけど。
あいつもあれで、ちゃんと女だったんだな。
そりゃそうか、あいつは今男に恋をしてるし、ゴンもそんなクラピカに恋してる。
キルアは息をついて、まだどきどきしているらしい隣のゴンの肩を、ぽんと叩いた。
ゴンはようやく、はっと我に返り、慌ててミトとクラピカのあとについていく。
そんなゴンの後姿を見ながら、キルアは思った。
たとえ、この恋が報われなかったとしても。
せめてあのクラピカと踊れれば、いい思い出になるだろう。
なんとかしてやれないかな。
だって、そのためにクラピカを、くじら島に誘ったんだろ?
それにしても、あそこまで化けるなんて、ゴンの審美眼は正しかったんだな。
パームのときといい、あどけない顔して全く恐れ入りますと言いますか。
なんだか俺、少し悔しかったぞ、だって。
あんな女と踊れた日には、男のほうは鼻高々だろうからな。
to be continued.
20081009
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